Googleでキーワードを検索すると表示される検索結果。
ランキング上位に表示されているコンテンツは、ついついクリックしてしまいますよね。
特に、自分でサイトやブログを運営している方はとても気になるところではないでしょうか?
しかし、「Google検索の上位表示ってどうやってされているの?」「上位表示させるにはどうしたらいい?」と感じている方も多いと思います。
そんな今回は、最新のGoogle情報を交えたSEO対策をご紹介します!
自分のコンテンツをGoogle上位表示させるには具体的に何をすれば良いのか、検索で上位表示される仕組みや注意したいチェックリストなどもまとめました。
そもそもSEO対策とは?
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、ユーザーが検索した時にニーズに最適なコンテンツを上位表示されるように改善すること。サーチエンジン最適化とも呼ばれています。
知りたいことを検索して検索結果が表示された時に、上位に表示されたサイトから順番に見ていきますよね。
Googleで検索し、ページが上位に表示されると多くの人に見てもらいやすくなります。
ではどうすれば、上位に表示されるのでしょうか?
Google上位表示される仕組みは?
まず、Web上ではGoogleのGooglebotというロボットが常に巡回しています。
Googlebotがページを発見するとURLやテキスト・画像などのコンテンツをチェックし、「このページはどんなページか?」と解析して、データベースに登録するインデックスという作業をします。
登録されたページがGoogleアルゴリズムによって評価され、関連したWebページが検索されて順番にランキング表示されているのです。
アルゴリズムとはGoogleが決めたルールのこと。
Googleアルゴリズムは、最も役立つ質の良いコンテンツを上位に上げようとします。
この時に上位表示されるには、検索クエリがコンテンツに含まれているかはもちろん【ユーザーの検索意図が満たされること】が大切!!
▼検索意図とは?詳しくはコチラ▼
ちなみにYahoo!の検索結果は、2011年からGoogleと連動した検索エンジンシステムを取り入れているのでGoogleとほぼ同じ!
Yahoo!は自社サービス、Googleは「パーソナライズド検索」というユーザーに合わせた検索結果が優先して表示されますが、SEO対策も別々に行う必要はありません。
Googleのアルゴリズムアップデート
アルゴリズムには評価基準が200項目ほどあって、どんなテーマのコンテンツなのか、ユーザーのためになるコンテンツか信頼できるかなど様々な得点をつけます。
Googleはユーザーに価値のある情報を提供するために、年に2〜4回アップデートが行われています。
毎回アップデートの計算方法などの詳細は具体的に明らかにされておらず、サイトやブログを運営している方々は毎回ヒヤヒヤ・・・。
Googleアルゴリズムのアップデートが行われると良くも悪くも検索表示が大きく変動したりすることもあるのです。
そのため、Twitterではアップデートの度に皆さんがざわついているのを見かけます。(笑)
そして、先日googleがSGE(Search Generative Experience)という新しい技術を発表しました。
SGEとは、検索にマッチしたAI作成の回答が検索結果に表示されるというもの。
現在すでにアメリカでβ版が公開されていて、AIが作成した回答が検索結果のトップに表示されているのだそう。
SGEがライバルになるかもしれない今後は、Googleが重視しているE-E-A-Tを意識したコンテンツ作りがより重要になってきます。
E-E-A-Tとは?
Experience (経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の略で、Googleが独自に定めた質の良いコンテンツの基準。
これまでの基準だったE(専門性)・A(権威性)・T(信頼性)にE(経験)を足すことで、chatGPTなどのAIには書けないコンテンツがより重視されます。
Googleの経営理念にSEOのヒントが隠れている!
SGEの登場もありGoogleアップデートは今後もヒヤヒヤするかもしれませんが、基本的にGoogleは経営理念に基づいてアルゴリズムを設定しているので、その信念を理解していれば大丈夫!
抽象的に書かれていますが、以下のGoogleが掲げる10の真実にはSEO対策のヒントがたくさん隠されています。
1998年の設立時に掲げた【Googleが掲げる10の真実】
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
Google が掲げる 10 の事実
Google上位表示させるために!今後のSEO対策6つ
今後のGoogleのアルゴリズムアップデートでは、具体的にどんなことに気をつけてコンテンツを作れば良いのでしょうか。
検索結果で上位表示させるために、Googleの企業理念を確認しながら今後のSEO対策を考えていきましょう!
①ユーザーのニーズに合うコンテンツを作る
【1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。】
ユーザーは、何を知りたくて検索しているのか?
上位表示されているコンテンツのタイトルに入っているキーワードやディスクリプションを見ると大体のニーズがわかります。
上位1〜10位の内容を網羅しつつ、他の競合にはないコンテンツを作りたいですね。
コンテンツを作る時には、どんな人の悩みや疑問に向けて書いた記事なのかを明確にしましょう。
ターゲットキーワードを明確にする
【2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。】
自分のコンテンツに訪問してもらいたいユーザーがどんなキーワードで検索するのか想定して、キーワード設定をする事が大切です。
ラッコキーワード・他の人はこちらも検索・Googleトレンドなどを上手く使って、関連キーワードを選定しましょう!
その後、キーワードプランナーなどで検索ボリュームのあるキーワードを選び、ターゲットにするキーワードを決めます。
▼キーワード選定について詳しくはコチラ▼
インプットの仕方にも工夫する
Googleで知りたいキーワードを検索した時に、1位〜10位までのコンテンツが似たような内容だとガッカリしてしまいますし、本当に知りたい内容が出てこない可能性も・・・。
特に記事コンテンツを書くときに、インターネット上の記事ばかりを参考にすると同じようなコンテンツになりがちです。
情報をインプットする時は、書籍や動画などを参考にするのも差別化を図れて良いですね。
②自分の体験談やレビューを書く
【6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。】
自分の体験談やレビューなどが入っていると、ついつい読んでみたくなりませんか?
Webでは顔が見えない分、どんな人が書いているかわかりません。
例えば「〇〇がおすすめ!」と言われても知らない人のおすすめは、説得力がないですよね・・・。
しかし、自分がそのサービスや商品のヘビーユーザーだったり、そのジャンルの専門家だったりするとグッと信頼度は増すと思います。
また、コラムのようにちょっとした自分の気持ちなどが入っていると親近感も湧きますね。
サービスや商品に実際に触れてみる
全てのサービスを網羅したヘビーユーザーになることは難しいので、まずはそのサービスや商品に実際に触れてみる事が大切!
「自分はここが大変だった!」とか「こうすればスムーズだったな」など、同じサービスでも感じ方は人それぞれ。
実際にサービスや商品に触れてみると嘘偽りのない自分の言葉でコンテンツが書けるので、信頼もされやすくなる傾向になります。
自分しか書けないコンテンツはオリジナリティが出せるので、積極的に取り入れていきたいですね。
ぜひ実践してみてください。
③発リンクを使う
発リンクとは、自分のWebページから他のWebページに移動するためのリンクのこと。
リンクの種類は様々あり効果はそれぞれ違いますが、最終的には自分のコンテンツの評価を上げることに繋がります!!!
リンク例 | SEOの効果 | |
外部リンク | 他サイトの引用記事や参考記事など | 権威性が上がる |
内部リンク | 自分のコンテンツ内の関連記事 | Googlebotが巡回しやすい |
被リンク | 他サイトで紹介・おすすめされる | 自分のコンテンツの評価が上がる |
被リンクを集めると内部リンクで繋がっているページも評価対象に
【4. ウェブ上の民主主義は機能する。】
他の方から被リンクを集めるとそのページだけではなく、ページから内部リンクで繋がっている全てのページも評価対象になります。
被リンクを獲得する事で、サイト全体の評価が上がるというわけです。
ちなみに、以下のサイトから被リンクを集める事はSEO効果を高めます。
- 権威性のあるサイト
- 実績のあるサイト
- 自分のサイトと関連性が高いサイト
外部リンクは法的機関や大手企業がベスト!
法的機関や大手企業など信用のあるサイトの外部リンクを引用することで、自分のページの権威性が高まります。
Googleは具体的にリンクによって判断するため、「このWebページは優れた情報を発信している!ユーザーの目的が果たせる!」と認識するのですね。
④SNSを運用して宣伝する
コンテンツの質を上げるために、SNSなどで「こういった情報を発信しています!!!」と自分を宣伝するのも一つのSEO対策です。
認知度が高まると前述した権威性が高くなりやすく、結果的に信頼度も上がりやすい傾向にあります。
⑤速度を改善する
【3. 遅いより速いほうがいい。】
検索して気になるサイトに訪れてもサイトが重くてなかなか開かず、諦めて離脱してしまうことってないですか?
私は、せっかちではないと思うのですが、サイトが重いとよく離脱しがちです・・・(笑)
自分のサイトの速度を改善する事は、ユーザーのストレスがなくなり離脱率も減らす事に繋がります。
もし、ご自分のサイトの読み込み速度がどのくらいなのか調べたい方は、以下で調べてみてください。
サイトの読み込み速度をスコア判定してくれるツールで、読み込み速度や改善ポイントなどを分析してくれます。
⑥モバイルファースト
【5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。】
モバイルファーストとは(前略)スマートフォンなどの携帯端末向けをパソコン向けなどより先に、あるいは同時に公開すること。
モバイルファースト/IT用語辞典
現在はスマホが当たり前の時代。
検索をするのもコンテンツを見るのもPCではなく、スマホが圧倒的に多くなり、スマホでの使いやすさや見やすさなどが重視されるようになりました。
そのため、自分のコンテンツがスマホで見やすいという事は、SEO対策を行う上で欠かせないのです!
もしわからない場合は、以下でご自分のサイトURLを入力してチェックしてみてください。
不合格だとスマホ対応できていない事になるので、表示されるアドバイスに沿ってサイトを改善しましょう。
Googleが設立された1998年で、すでにこの理念を掲げているのはすごいな〜と思いました!
SEOを行う上で気をつけたいチェックリスト
次にSEO対策を行う上で注意したいチェックリストをご紹介します。
✔️YMYLジャンルは注意!
YMYLとはYour Money Your Lifeの略語で、お金や健康・生活に大きく影響を与えるジャンルという意味。
例えば以下のような人の人生に関わるようなジャンルです。
- 薬や漢方・予防など医療系
- 選挙など政治系
- 税金・投資など金融系
- ショッピングなど金銭の取引系
- ニュース記事など公的情報系
- 人種や性別・宗教など人に関する情報系
- その他(栄養・進学・転職など)
アルゴリズムアップデートでは、YMYLジャンルの中でも特に医療や健康に関連したコンテンツは「E-E-A-T」が重要視され、個人の意見ではなく、医師などの専門家や事業者の正確な知識や開示が必要になります。
YMYLジャンルに手を出さないのが一番のSEO対策ですが、YMYLジャンルは常にアップデートされているのが現状。
どうしてもYMYLジャンルを書きたい場合は、あくまでも自分の体験談を書くかSNSなどを使ってコンテンツへの導線を作るなどSEOではない切り口で対策した方が良いでしょう。
✔️ユーザーファーストを心がける
Googleの経営理念の一番初めにあるように、ユーザー目線に立って考えることが大切です。
サイトに訪問してくれたユーザーが満足するように、悩みや疑問を解決できる価値のあるコンテンツを作ることを常に意識したいですね。
また、以下の要素を上手く入れるなどして読みやすさや見やすさにも気をつけていきたいところです。
- 箇条書き
- オリジナルの画像・図・表
- 太字や色でアクセント
- 改行
- 写真
- 動画やSNSなどのコンテンツ
まとめ:ユーザー目線で独自性のあるコンテンツ作りを!
いかがでしたか。
今回は、最新のGoogle情報を交えたSEO対策をご紹介しました。
Googleのアルゴリズムを気にしすぎて、SEOを行なっているとアルゴリズムが変化した時に対応しきれなくなることも・・・。
これからもアップデートは行われるので、Googleではなくユーザーに向けてコンテンツを作ることが大切です。
検索して自分のページを見つけてくれた方が読みやすいように、悩みや疑問が解決してくれるようになどユーザーに寄り添った独自性のあるコンテンツ作りを目指しましょう!
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