この記事では、「検索意図(インテント)」について分かりやすくお伝えします。
「検索意図って何?」「どうやって調べたらいいの?」ブログ初心者の方で、そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、大きく以下の4つについて解説します。
この記事を読むことで、検索意図について理解し、実際にニーズの分析まで出来るようになっているはずです。
検索意図(インテント)とは
ユーザーがそのキーワードで検索した目的・背景のこと
検索意図(インテント)とは、ユーザーの「悩み・問題・欲求」とも言い換えられます。
検索意図が何であるかを把握し、検索意図に沿った記事を書くことで、良質な記事を作ることができます。検索意図に沿った質の高い記事は、ユーザーを満足させ信頼を得られる=検索エンジンにも評価され、結果的に収益を生み出すことにつながります。
検索上位を目指すなら検索意図を押さえるべし
ユーザーの検索意図を達成し満足してもらうことが、検索エンジンの目的
「検索品質評価ガイドライン」をご存知でしょうか。
Googleが委託している外部評価者が、Googleで検索した時に表示される検索結果の品質を評価するためのガイドライン(マニュアル)です。
検索品質評価ガイドラインが特定のWebサイトやページの順位変動に影響を与えるものではないとは公表されていますが、Googleの考える質の高い検索結果について定義されているため、ガイドラインに記載されている方向性に沿うことで、アルゴリズムから高い評価を受けやすくなることに繋がると考えられます。
そのガイドラインの中に、以下の記述があります。
12.1 Important Rating Definitions and Ideas
User Intent : When a person types or speaks a query, he or she is trying to accomplish something. We refer to this goal as the user intent.
General Guidelines December 15, 2022
日本語訳(筆者意訳)
12.1重要視するランキングの定義と考え方
ユーザーの検索意図:ユーザーがクエリ(キーワード)を入力して検索するとき、ユーザーは何かを達成しようとしています。この目標を、ユーザーの検索意図と呼びます。
つまり、検索意図が達成できる記事をランキングにおいて重要視しているということをガイドラインでも明言されているんですね。それだけ、検索意図はSEO対策においても重要であることが分かります。
検索意図には4つの種類がある
knowクエリ:情報を調べたい
「SEO とは」「ラッコキーワード 使い方」などのユーザーの知的欲求を満たすクエリ。アクセス数が多いことが特徴です。一見購買行動にはつながらないように思えますが、Knowクエリは潜在顧客が多く使用するクエリでもあります。
Goクエリ:(場所や特定のサイトに)行きたい
「株式会社サイバーシップス」「大阪 たこ焼き」など、ユーザーがある特定のサイトや場所などに「~行きたい」という意図がある時のクエリです。
Doクエリ:何かしらの行動を起こしたい
「ブログ 始め方」「髪 育毛」など、検索後に具体的なアクションが起こるため、Doクエリは収益化しやすいことが特徴です。
Buyクエリ:商品、サービスを購入したい
「おすすめ パソコン」「リュック ビジネス」など、Buyクエリはコンバージョン(成約)に非常に近いのが特徴で、収益目的のページで対策するのが適しています。
具体的な検索意図の分析方法
キーワードを分析する
ここまで、検索意図を調べる必要性やその種類について解説しました。
それでは実際に、Googleの検索画面を開いて検索意図を調べてみましょう。おすすめの分析ツールも併せてご紹介しますので、そちらも要チェックです!
サジェストキーワード
サジェストキーワードとは、ユーザーが検索窓にキーワードを入力しようとした際に、関連するキーワードを提案(自動表示)してくれるものです。世の中でよく調べられているワードや、自分自身(検索者)の過去の検索履歴や行動履歴から興味がありそうなワードを提示してくれます。
上記のように、実際の検索画面から調べることもできますが、ラッコキーワードなどの便利なツールだと一度に全てのサジェストキーワード(複合キーワード)を教えてくれるので、おすすめです。
関連キーワード
関連キーワードとは、検索したキーワードと関連性の高いキーワードのことです。Googleでは検索結果の下のほうに「他のキーワード」として表示、Yahoo!では検索結果の上下に虫眼鏡マークで表示されます。純粋に世の中でよく検索されるものが表示されるので、検索意図を調べるには関連キーワードのほうを見ることをおすすめします。
再検索キーワード
再検索キーワードとは、あるキーワードで検索してページに訪問したユーザーが、探している情報がなかったなどの理由でいったん検索結果に戻り、再度検索したときのキーワードのことです。一度目の検索よりもより具体的なニーズが入力されているため、検索意図を把握するためにとても役立ちます。Googleの検索結果上に「他の人はこちらも質問」「他のキーワード」として表示されます。
上記のように、実際の検索画面から調べることもできますし、有名なエンジニアの柏崎剛さんという方が「再検索キーワード調査ツール(LSI調査ツール)」というものを開発(!)されていますので、そちらもおすすめです。
再検索キーワード調査ツール
検索ボリューム
検索ボリューム(検索回数)とは、そのキーワードがどのくらい検索されているかを示しています。検索意図とは直接の関係はないですが、キーワード選定において重要な役割を持ちます。
検索ボリュームの調べ方については別の記事で詳しく解説しているので、そちらもご覧ください。
上位表示されている競合ページのタイトルや見出しを確認
キーワード分析を終えたら、自分の競合となるサイト、つまり自分が狙っているキーワードで既に上位表示されているサイト記事のタイトルや見出しを見てみましょう。
ラッコキーワードでは、上の写真のように「見出し抽出」という部分で上位20サイトを一覧で見ることができます。
上位表示されているということは、それだけユーザーに支持され検索意図を満たしている記事ということになります。
タイトルや見出しの構成はどのようになっているか、自分の記事に足りないことは何か、ユーザーが何を求めているのかという視点で研究してみましょう。先駆者から学ぶことは多いはずです。
ユーザーの心を掴んで、上位表示を目指そう!
いかがだったでしょうか。
今回は、検索意図の種類と分析方法まで、具体的に説明しました。
せっかく記事に辿り着いても、ユーザーに満足してもらえなければ意味がありません。
「どんな目的で、何を求めているのか」というニーズを押さえて、より質の高い記事を目指しましょう。
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